rimworldプレイ記録01「森の中で」

そろそろ巻いたんじゃないかい?

,……ですね。彼らも諦めたのでしょう。

お二方。敵が居ようと居まいと動けそうにありませんぜ。

何でだい?

食べ物が……もう、ありません。

 一行はここで小休止とすることにした。

 王国の兵士から逃げてもう半月、疲労はもう限界に近い。

 

 ジュラはリディアに薪集めを任せると。彼女は男衆を率いて狩りの準備を始めた。

ジュラとアスキアの二人がクロスボウキツネザルを狙っている。

 ベリーを摘み、掘立小屋を建てていると遠くから近付いてくる影が……

 王が差し向けた兵士が三人、彼らを追ってやって来た。

斧や棒で武装した男が三人。

兵士じゃ無いね……あれは。

ひい、ふう、みいと。俺一人でもやれますぜ、ありゃ。

一応です。全員でかかりましょう。

二人のゴロツキはあっという間にヘイデンのハルバードの錆となった。

 やや不愉快な汗を流した一行は戦利品を片手に肉料理に舌鼓を打った。

 

 

暑苦しい森で飲むビールは温いが、文句は言えない。

まぁ、一杯やりな。イケない口じゃないんだろ?

……はあ、まあ。

 

 昼間の襲撃もあり、結局は小屋一つ建てるのみで一日が過ぎてしまった。

 寄る辺なき彼らにとってそれは「家」なのだろうか、それとも……


 四人は薄い敷物を敷いただけの床で目を瞑る。実に十数日ぶりの安眠であった。