rimworldプレイ記録0.5「クルタノス学派」

義人クルタノス

「創造神であるレガノは人々が命を理解できるように己の姿を現し、彼らを導いた。レガノの意思を否定しようとする王は彼の兵士に全ての知識を灰にするように命じた。クルタノスと言う名の男が立ち上がり、王に対して声を上げ、レガノは彼を祝福した。クルタノスは人々を集めレガノの知識を教えた」
『義人傳』王の章

 

 王は人々からクルタノスを奪ったが、人々から彼の遺志を奪うことは叶わなかった。

 残された人々がその遺志と名を継いで、クルタノス学派を名乗る。

 

 彼らは義人の後を往く者であり、知恵の献身者であるのだ。

 

クルタノスとは象牙の塔で机を並べた仲であり、王国時代は兵器の開発を行っていた

 

気難しい母や超然とし過ぎていた父が周囲と揉めないようにする調整役だった



かつては街のゴロツキでしかなかったが、妹を養うために傭兵団の門を叩いた

戦乱で故郷を失って王国に流れ着き、農業労働者として糧を得ていた



 

 

 

 

 

 

rimworldプレイ記録0「逃走者」

Rimworld

 銀河の中枢から遠く離れた場所

「リムワールド」

 

 ある惑星もここ数十年そう言われるようになっていた。発見と移住が始まってまだ半世紀も経っていない。この星が刻んだ時間に比べてあまりにも短い。

 しかし、人を変えるには十分だった。

 

 人が鉄を以て治めていた星。鋤を手に野山を拓き、剣を手に亜人どもを退けた。

 何百年も続いた様式美は宙から降って来た入植者によって終わってしまった。

 

 彼らは急速に入植地を広げると更に人を呼び込んで瞬く間に星の主に成り代わる。

 いつの間にかこの星はFTL文明圏の外縁に組み込まれ、多くの文物が流れ込むとともに富を狙う宙賊までもが現れ始めた。

 

 このような状況に鉄の時代の人たちは壁を建て、門を固く閉じることを選んだ。

 確かにそれは彼らを守るだろう。未だ有望な入植地に事欠かないこの星では、入植者たちも武力に訴えることはないはず。

 

 「滅びを先送りにしているに過ぎない」

そう叫ぶ人々が居た。

 義人クルタノスを中心とする一派は変化は止められぬ事、共存は避けられぬ事として「進歩」と「共栄」を訴えた。

 

 問答の末にクルタノスは死に、その支持者は王国追放刑に処された。

 兵士や野盗に追い立てられた人たちはその数を4人にまで減らし、森深くにまで逃れたのだった。

クルタノス学派の人々は追い立てる兵士から逃げている内に森林地帯にまで行き着いた